第54回江差追分全国大会(江差町)

江差町の江差文化会館大ホールで『江差追分全国大会』を開催。江差追分の唄い手約350人が日本一を競う大会で、昭和38年に第1回が開催された、民謡の全国大会としては最も歴史ある大会。選び抜かれた自慢ののどをもつ歌い手たちが江差追分の本場である江差に集結し、追分日本一を競います。

近年は実力派の若手女性が台頭

1日目・2日目が予選会で、3日目が決選会。近年は実力派の若手女性が台頭し、江差追分のブームをさらに盛り上げています。
前回の優勝者は、三浦麻衣さん(大阪府)、少年全国大会優勝が西口真由奈さん(奈良県)と関西勢が優勢。熟年全国大会は苫小牧市の石垣博さんが優勝しました。一般の部は、2年連続で関西地区から優勝者を輩出となりました。今年の栄冠は誰の手に?

北海道StyleMEMO/江差追分

江差追分のルーツに関しては諸説ありますが、江差追分会館に展示紹介される内容などによると、中山道と北国街道の分岐点であった追分宿(追分節の発祥の地=北佐久郡長倉村追分、現在の軽井沢町信濃追分)の馬子たちによって唄われていた馬子唄(馬方節・信濃追分)がルーツ。追分宿の飯盛り女たちが、碓水峠(うすいとうげ=上信国境の峠)を往来する馬子(まご)の歌う馬子唄に三味線の手をつけたものが信濃追分です。
参勤交代の北陸武士や旅人瞽女(ごぜ=女性の盲人芸能者)などによって越後に伝わり越後追分となり、さらに出雲崎などから北前船で「酒田追分」(山形県)、「本荘追分」(秋田県)を生み、蝦夷地・江差へと伝わったもの。

石川県加賀市・山中温泉に伝わる山中節は、逆に北前船の船頭たちが江差で習い覚えた江差追分を温泉地に伝えたもの。
大正8年に江差追分が大流行しますが、秋田追分などにも強い影響を与えているのです。
信州で生まれた追分節は、北前船で北に運ばれ、さらに南へと戻るという、まさに日本海の大交流が生んだ壮大な歌の変遷があるのです。

江差追分会館では過去の優勝者などによる正調の江差追分を楽しむことができるほか、開館時間内には一年を通して江差追分の指導も行なわれています。2月と11月には『江差追分セミナー』が開催され、毎週木、金、土の3日間、江差追分の徹底指導が行なわれています。
「姥神大神宮渡御祭と江差追分」として北海道遺産にも認定。

江差追分全国大会(江差町) DATA

開催日 2016年9月16日(金)〜9月18日(日)
開催時間 8:00〜17:00
所在地 北海道檜山郡江差町茂尻町71
場所 江差文化会館大ホール
電車・バスで JR新函館北斗駅からバスで1時間30分、新地町下車、徒歩10分
ドライブで 函館江差自動車道函館ICから1時間30分
駐車場 100台/無料
問い合わせ 江差追分会TEL:0139-52-5555
公式HP http://esashi-oiwake.com/

ABOUTこの記事をかいた人

プレスマンユニオン編集部

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!